皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、ノリタケ『パシフィックマジェスティ』になります。
ノリタケは1904年に設立された『日本陶器合名会社』を起源とする日本の陶磁器メーカーです。
日本で初めて高価格帯の洋食器を生産し、特に欧米で高い人気を誇りました。特に戦前までに輸出された製品を『オールドノリタケ』と呼び、金製装飾の施された華美なデザインは現在でもコレクターの間で人気の高い品となっています。
今回の『パシフィックマジェスティ』は、現在は廃盤となっているノリタケのシリーズの1つになります。
底面にはアラジンランプのバックスタンプが刻印されていますが、これはノリタケが1940年代に使用していた印の復活版で、1967~1990年間に製造されたボーンチャイナ製品であることを示しています。ボーンチャイナとは18世紀にイギリスで開発された陶磁器の名称で、当時入手が困難だった白色粘土(カオリン)の代用として粘土に骨灰を混ぜて焼き上げたものを指します。
ティーセット一式が一通り揃っており、本体に割れや欠け等もなかった為こちらの評価額となりました。箱の有無やシリーズの揃い具合によってもお値段が上下することがあるため、あらかじめご了承ください。
緑和堂では、ノリタケの作品を集めております。
骨董品や今回のような洋食器など、幅広い商品をお取り扱いしていますので、何かお手伝いできることがございましたらお気軽にご相談ください。