皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介するお品物はこちら。帖佐美行 作『しろ器』でございます。
帖佐美行(ちょうさ よしゆき)は、鹿児島県出身の金工作家です。
1915年の鹿児島県薩摩郡に生まれ、13歳の時に上京します。後の人間国宝・海野清などに師事し、その後文展・日展を中心に活躍しました。
花瓶や香炉などをはじめとした彫金作品を多く制作しており、精緻な彫金技術によって形作られた器や文様が特徴的です。
本作『しろ器』はいたってシンプルな造形の作品となります。素材は純銀であり、その重量は1kg近く、大変重厚感の味わえる器であります。素朴で民芸的ながら、帖佐美行の丁寧な仕事が堪能できるお品物です。
今回は共箱と一緒に、目立つ傷等も無く保管されていましたためこちらの評価とさせていただきました。帖佐美行をはじめとした彫金・銀製作品を緑和堂では多く取り扱っております。気になるお品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。