砂澤ビッキ 作『首飾り』

砂澤ビッキ 作『首飾り』
砂澤ビッキ 作『首飾り』
作家名砂澤ビッキ
作品名砂澤ビッキ 作『首飾り』
買取方法出張買取
ご依頼地域東京都八王子市

買取参考価格 30,000

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この査定金額になった理由

皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!

砂澤ビッキ 作『首飾り』でございます。

砂澤ビッキは自然や生命を主題に独創的な活動を続けた木彫家です。1931年、近分コタンという旭川にあるアイヌの集落でエカシ(長老)の一族として生まれました。ビッキ(カエル)というのは彼の愛称であり、本名は恒雄(ひさお)です。

一家で阿寒に移住してからは、父親と工芸品を作り販売を始めました。また同時期に鎌倉を拠点にして彼は独学で彫刻を学び、日本の彫刻家として独自の作風を確立させ、日本の彫刻界に新風を巻き起こしました。砂澤ビッキの作品はアイヌ民族というアイデンティティを生かし、木と深く対峙しながら生まれます。そうして作り上げられた作品は、繊細さの中に豪快さを感じられる「ビッキ節」ともいえる作品が特徴的です。また、もう一つの特徴として「ビッキ文様」と呼ばれるものがあります、渦巻の形など伝統のアイヌ文様に緑の顔料を練りこんだ作品がビッキ文様と呼ばれています。ブロンズのように見える群青色が特徴的で独特な雰囲気を醸し出しています。

砂澤ビッキは50歳を過ぎてからカナダのブリティッシュコロンビア州に滞在し、カナダの先住民族であるハイダ族の彫刻家と交流するなど意欲的に活動しました。原始的でありながらもモダンな彼の作風は多くの人に愛されたそうです。没後30年以上経った今でも北海道の地で回顧展が開かれるなど、現在でも彼の世界観に魅かれる人は多いのでしょう。

今回のお品物は、木に緑色の顔料を塗りこみ、ブロンズ調に仕上げた、ビッキらしい文様と動きのある木の首飾りになっております。遊び心のある作品であり、お品物の状態も良いためこちらの評価となりました。

緑和堂では砂澤ビッキをはじめ、木彫品のお取り扱いを強化しております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。

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