こちらは九谷焼作家・三代 徳田八十吉 作『ぐい吞』でございます。
三代 八十吉の最大の特徴はグラデーションのような絵付「耀彩」です。
こちらの『ぐい呑』も、藍色に近い青や緑のグラデーションが作り出す模様と透明感のある色調が大変美しい作品となっております。
ぐい吞はお酒を嗜む際に用います。
透明感のある色調は、日本酒との相性も良さそうです。美術市場では花瓶や香炉などと比べ、ぐい吞は手に入りやすい価格帯のお品物となりますが、それゆえに日常使いしやすい楽しさがあるように思います。
本作は「八十吉」襲名後の作品です。状態の良い「耀彩」のぐい吞作品となりますので、こちらの評価とさせていただきました。