皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日ご紹介いたします商品は、こちらになります。
本間琢斎作「斑紫銅 仏像 置物」になります。本間琢斎について少しご紹介させて頂きます。
初代は、1812年から始まり現在は六代まで継承されている蝋型斑紫銅の作家になります。まず、斑紫銅(はんしどう)とは、銅器の表面に不規則な形をした紫色の模様を浮かび上がらせる技法のことをいいます。その模様は、一つとして同じ模様はつくれないのが特徴です。
初代琢斎は、当初大砲を作るように命じされており制作しておりましたが、1854年の明治維新後、日米・日英・日露和親条約の締結により大砲造りは必要なくなり、その後灯篭や花瓶等を手掛けるようになりました。
初代の作り出す斑紫銅は、凛とした美しさで精巧な技術が高く評価を受け現代でも、人気のある作品が多いのが特徴です。
ご紹介致します作品も、初代から脈々と受け継がれた技法の一品となります。評価ポイントと致しまして、箱がなかったこと、仏像の作品であること等を考慮し上記の評価額となりました。