皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回お譲りいただきましたお品物はこちら。三代 諏訪蘇山 作『青瓷 酒器』でございます。
諏訪蘇山は、現在四代目まで続いている京焼の陶芸家となります。
初代が大病から蘇生したことが「蘇山」の名前の由来となり、その後技術とともに受け継がれてきました。本作品を制作したのは、二代の甥にあたり、1970年に家督を襲名後2002年まで活躍した、三代目諏訪蘇山となります。
蘇山の作域は広く、陶磁器全般に及んでいますが、その中心は青玉色の釉を用いる青磁の作品です。
本作もその青磁を用いた酒器となります。装飾はなく、造形をシンプルにすることで代名詞である青磁の滑らかな色味が際立つ、作家の特徴が良く表れた作品であります。
今回は酒器作品であること、共箱ともに状態が良かったことを考慮しまして、こちらの評価とさせていただきました。
緑和堂では、陶磁器全般を積極的に取り扱っております。気になるお品物がございましたら、是非一度お気軽にお問合せくださいませ。