皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
サムネイルで「魚…?」と思われた方もおられるかと思いますが、今回ご紹介させていただくお品物は、『オールドノリタケ フィギュリン 鮎』になります。
ノリタケは1904年に設立された『日本陶器合名会社』を起源とする日本の陶磁器メーカーです。
日本で初めて高価格帯の洋食器を生産し、特に欧米で高い人気を誇りました。特に戦前までに輸出された製品を『オールドノリタケ』と呼び、金盛装飾の施された華美なデザインは現在でもコレクターの間で人気の高い品となっています。
今回の『フィギュリン 鮎』も、このオールドノリタケに類する作品です。
底面には赤いトナカイのバックスタンプが刻印されていますが、これはノリタケが1936年より研究・製造を開始したボーンチャイナであることを示しています。ボーンチャイナとは18世紀にイギリスで開発された陶磁器の名称で、当時入手が困難だった白色粘土(カオリン)の代用として粘土に骨灰を混ぜて焼き上げたものを指します。
鮎本体は割れや欠け等なく比較的状態が良好でしたが、箱が破損していたためこちらの評価額となりました。箱の状態によってもお値段が上下することがあるため、あらかじめご了承ください。
緑和堂では、ノリタケの作品を集めております。
骨董品や今回のような洋食器など、幅広い商品をお取り扱いしていますので、何かお手伝いできることがございましたらお気軽にご相談ください。