三代徳田八十吉 作『燿彩 壷』

三代徳田八十吉 作『燿彩 壷』
三代徳田八十吉 作『燿彩 壷』
作家名三代 徳田 八十吉
作品名燿彩 壷
買取方法出張買取
ご依頼地域神奈川県横浜市中区

買取参考価格 100,000

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この査定金額になった理由

皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!

三代徳田八十吉 作『燿彩 壷』でございます。

三代徳田八十吉は、昭和から平成にかけて活躍した九谷焼の陶芸家です。

初代徳田八十吉の孫として生まれ、金沢美術工芸大学短期大学工芸科陶磁専攻を中退してからは祖父である初代と二代目に師事し作陶を学びました。1988年に三代目を襲名してからは、国際陶芸展でグランプリ受賞や日本陶芸展で出品した「創生」がグランプリ秩父宮賜杯受賞など多くの功績を残しました。1997年に「彩釉磁器」で人間国宝に認定されます。

従来の山水画や花鳥図を作品に描く九谷焼とは違い、色の配色によるグラデーションのみで作品を仕上げる「彩釉」という技法を生み出しました。発色を良くする為に一般的な焼成温度よりも高い温度で焼成を行うのも特徴のひとつです。形も多種多様あり、一般的な花瓶の形状から幾何学な印象を受ける多面的な作品も手掛けます。

三代徳田八十吉は、作品の大きさや釉薬などの仕上がりによって評価ポイントが変わることはもちろんですが、いつ頃製作されたかによっても価値が大きく異なります。例えば、八十吉を襲名する前の「正彦」銘の作品や八十吉を襲名後の作品、そして人間国宝に選ばれてからの作品と段階を踏むごとに価値が増してきます。
今作は金色で書かれた銘になりますので、人間国宝後の作品となります。
最も価値が高くなる時期の作品ですが、小ぶりでシンプルな作りであり、かつ共箱に焼けや傷などがございました。総合的な判断から上記の評価額となりました。
金銘でかつ大きさが20㎝や30㎝を超える作品ですと金額は大きく変わりますので、ご参考にして頂ければと思います。

緑和堂では徳田八十吉をはじめ、九谷焼作家のお取り扱いを強化しております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。

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