ベルナール・ビュッフェ 作 『リアルト橋』

皆様、こんにちは！緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲り頂いたお品物はこちらです！
ベルナール・ビュッフェ 作 『リアルト橋』でございます。

作者のベルナール・ビュッフェは1928年パリで生まれました。その後ナチスに占領されている中、勉強し国立美術学校へ入学を果たします。
そんな中若干18歳という若さで、30歳以下の作家が出せる展示会に自画像を出品しました。翌年の展示会にも出品しここから注目されるようになるのです。
また同じ年に初の個展を開きます。

25歳になると日本の展示会にも出品するようになり、31歳の時に日本で初めてのビュフェ展が開催されるようになります。その10年後静岡県にベルナールビュッフェ美術館が作られ、ビュッフェ自身も何度も足を運んだと記録がございます。

ビュッフェの作風は濃い輪郭線や多彩な色をあえて使わず、抑えめにすることによって第二次世界大戦後の荒廃とした様子を表す作風となっています。この作風が大衆の心に刺さり、支持されるようになりました。

今回の作品には人物は登場しませんが、力強い線で表現されており、空は青空というよりはやや灰色をしていてビュッフェの特徴である暗めな雰囲気が出ている作品となっています。

ビュッフェは人物画の方が人気があるため今回の評価額となりました。状態やモチーフによっては評価額が変動致しますのでご了承ください。