皆さんこんにちは。 緑和堂 京都本店でございます。
今回ご紹介させて頂くお品物は、楽吉左衛門 作 『ツボツボ』でございます。
楽吉左衞門は楽焼の茶碗師の楽家が代々襲名している名称です。今回お譲り頂きました『ツボツボ』は十代である楽 旦入の作品でございました。
旦入は江戸時代後期の陶工で、今の楽の作風に大きな影響を与えた人物として知られ、人気が高いです。
また、ツボツボとは京料理や懐石料理などに使われる器で、佃煮や調味料などを入れるために使い、小さなコロンとした見た目は食卓に華を添えてくれます。
こちらのお品物はツボツボの中でも小さなもので、一つ一つ捻じって絞ったような形をしており5客とも形が不揃いなところに愛らしさを感じてしまいます。
今回は共箱も揃っており、カケ等もないことから上記の評価を付けさせていただきました。
緑和堂では有名な作家のものから箱の無い陶器陶芸品まで広く取り扱っておりますので、ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。