清水公照 『拍手催花舞 頤聴鳥歌』

皆様こんにちは。緑和堂大阪店でございます！

今回ご紹介しますお品物はこちら。東大寺 清水公照 筆『拍手催花舞 頤聴鳥歌』でございます。

清水公照は、中国大乗仏教の宗派のひとつである華厳宗の僧侶です。

1927年に入寺すると、1975年には大僧正、華厳宗管長となり、東大寺第207世別当に就任します。それから二期にわたって大仏殿昭和の大修理に尽力し、1980年10月に大仏殿昭和の大修理を成し遂げました。翌年、別当を退任し、宝厳院長老となります。

そうした法務の傍ら、絵画や陶芸、書など多岐にわたる作品を制作しました。

本作はこけしのようにデフォルメ化された12人と、公照による画賛が特徴的な扁額です。ちなみに頤聴鳥歌とは中国にある臨済宗の仏教寺院である寒山寺の詩の一部です。鳥の歌声に耳を傾けているのでしょうか。安らかな雰囲気でなんとも和みます。

緑和堂では、通常の絵画や書画の他にこのような扁額も扱っております。ご自宅に扱いずらくなったものがございましたら、是非お問い合わせくださいませ。