皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日ご紹介致します商品はこちらになります。
人間国宝でもある、島岡達三 作 「地釉象嵌 縄文壺」になります。
島岡達三さんについて少しご紹介したいと思います。
東京都港区愛宕出身の方で、東京工業大学の窯業学科出身になります。在学中に師である濱田庄司さんに弟子入りをし、益子焼を学んだ経歴があります。
当時、島岡達三さんはもともと文系を志望しておりましたが、技術者を優遇していたその当時の時代の風潮を懸念した父に工業系を勧められましたが、自ら選んで進んだ道ではなかったためどうしようかと悩んでいたところ、日本民藝館を訪れた際に、河井寛次郎さんや濱田庄司さんの作品に魅了され、民芸陶工の道へ進む決心をされたそうです。
その後、濱田庄司さんの勧めで栃木県の窯業指導所へ技師として入所し粘土や釉薬を研究されたそうです。最初は師である濱田庄司さんの作品に似た物を制作していたそうですが、師から自分の作品を作る様に言われ、考えた結果1960年代の朝鮮時代に制作されてた象嵌技法から影響を受け、組紐師であった父の紐を使い「縄文象嵌」の技法を習得致しました。
その後、日本のみならず世界各国で個展等を開きその功績を称えられ1996年に重要無形文化財(人間国宝)に認定されました。
ご紹介致します商品も有名な技法が使用されている商品の一つになります。
評価ポイントと致しまして、箱の状態が綺麗だったこと、商品自体も割れ欠け等がないことなどを考慮し上記の金額となりました。
緑和堂では、人間国宝の方の作品を始め無名作家の作品も集めております。
ご不明な商品等ございましたらお気軽にご相談して下さいませ。