皆様こんにちは。緑和堂大阪支店です!
今回ご紹介するのはこちら。高橋敬典 作『棗釜』です!
高橋敬典は、昭和に活躍した釜師で、特に茶の湯釜において優れた作品を多く残している方です。30歳で茶の湯釜の制作に本格的に取り組むようになり、その後昭和天皇に献上する釜を勤作するなど活躍し、平成8年には重要無形文化財「茶の湯釜」保持者に認定され、人間国宝となりました。
そんな高橋敬典の今回の作品、『棗釜』。
棗の実の形を模した釜が、一般的に棗釜と呼ばれます。
高橋敬典氏の持ち味である滑らかな造形美と細やかな釜肌の鉄味が、本作に得も言われぬ気品を創出しています。
胴、鐶付、蓋、座……と、どこを見ていっても、高橋敬典氏の丁寧な造形が窺えるお品です。
今回は、共箱が付属されていたこと、お品物に大きな傷が無く、状態が良かったことを考慮し、こちらの評価となりました。
緑和堂では、高橋敬典氏の作品をはじめ、茶道具・茶器を多く取り扱っております。お手元に手放しを考えておられるものがございましたら、是非お問い合わせくださいませ。