こちらは蒔絵師・清瀬一光の茶器作品となります。
茶器全体に施されている蒔絵は草の一本一本にいたるまで精密に描かれており、日本の美しい山水風景が表現されています。
こちらの花器のポイントは、「べっ甲」を素材としていることにあります。
一般的に蒔絵を施したお品物は木製が多いです。べっ甲は亀の甲羅の加工品であり、動物愛護法の観点からマーケットは現在縮小しております。しかし、べっ甲を素材とした茶器となると希少性が高く、その分評価額も高まるものが多いです。
今回は人気作家である清瀬一光の作品であり、作品本体に傷等も無く非常に綺麗な状態であったことも考慮し、今回の評価額となりました。