『汕頭(スワトウ)刺繡含む 帯一式』

『汕頭(スワトウ)刺繡含む 帯一式』
『汕頭(スワトウ)刺繡含む 帯一式』
作家名-
作品名『汕頭(スワトウ)刺繡含む 帯一式』
買取方法出張買取
ご依頼地域群馬県前橋市

買取参考価格 90,000

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。

※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

この査定金額になった理由

皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日ご紹介するお品物は、『汕頭(スワトウ)刺繡含む 帯一式』になります。

まず、汕頭刺繡とはなにかを説明させていただきます。
汕頭刺繡とは中国三大刺繍の一つになり、他に相良刺繍、蘇州刺繍とあります。
中国広東省東州の汕頭地方という地域にて、清仏戦争をきっかけにヨーロッパ刺繍が伝わったことから発祥とされています。刺繍部は不思議な雰囲気の透かし模様が特徴とされています。そんな特徴的な模様は手作業もしくは機械作業にて行われ、手作業の場合、刺繍部の穴の形や大きさに違いが出てくることから作られた方の温かみを感じられるのも特徴だと思います。機械作業の場合、穴の形状が均一なのが特徴となり、手作業に比べ比較的安価となります。
制作のために一度中国に送り刺繍をするため、貿易で有名な地域の素材(大島紬など)に多くされています。
また、大島紬など普段着素材で作られている印象が一部着物愛好家の方の中であり、格が低く礼装には不向きとして認識されてしまっています。しかし西洋の上流階級の方の身に着ける刺繍の一種や、日本では黒留袖に使われることもあるため、格が低いということはございません。

現在は手作業で制作されているものが減少しており、多くは機械にて制作されています。そのため手作業のものは希少価値が高くなります。また査定ポイントと致しましてはお品物が手作業か機械作業にて制作されているか、刺繡部の大きさによって大きく変わってきます。
今回のお品物は手作業で作成されているものもございましたので、上記の結果となります。
着物、帯は状態や丈によって大きく相場が変わることがございますので、ご注意ください。

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