こんにちは!緑和堂大阪支店です。
現在4月ですが、日中はだいぶ暖かくなってまいりました。
この時期はやはり桜が描かれた掛軸や春っぽい作品が市場などでも好まれて落札されております。洋服もシーズン物が高くなったり安くなったりと美術品も洋服ほどではないですが少なからず影響はございます。
さて今回ご紹介するのは葉山有樹「鹿鳴図壷」です。
葉山有樹といえば有田の色絵磁器を代表する作家として名を馳せております。
画像を拝見していただくとその細かさに目を惹かれますよね。
極細画として人気を博している葉山有樹ですが、製作には大変手間がかかる物が多く、世に出回る作品が少ないのが特徴的です。そのため欲しいと思った時に手に入れないと同手の物が次に世に出回るのはいつのことやらと頭を抱えているコレクターも多いと聞きます。
今作も葉山有樹の特徴が大いに表れた細密画の作品となり、色彩豊かな鹿鳴図が大変美しいです。
共箱に汚れ変色等もなく作品も美品であったためこちらの評価となりました。