皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲りいただいたお品物はこちらです!
石黒光南 作 純金製『純金製 玉霰急須』でございます。
石黒光南は、日本を代表する金工家になります。主に茶道具や酒器、香炉などの製作を手掛けておられる方で、現在の作品の多くは初代のご子息である2代目が製作をされております。
特徴的な見た目の突起のある表面を「霰肌」と言います。これは初代が得意とした「霰打ち」という技法で、現在はこの技法を扱える職人は数少なく、その希少性はますます高まっています。
その中でも石黒光南は純金や純銀の製作物が多く、海外のファンも技術の高さに魅了されて大変人気があるため、本来の金相場や銀相場の価格よりも高く取引されております。
2023年4月現在、金の価格は9,000円を突破しております。1年前と比べても1,000円も上がっており、海外の情勢なども関係しますが金製品の価格はどんどん上がっております。
さらに石黒光南は大変人気な作家のため金相場を大きく超える驚くような金額で取引されることもあるので、お持ちの方がいらしたら一度査定に出していただく事をお勧めします。
今回の作品は純金製の急須であり、破損などは一切なく綺麗な状態でした。共箱もありましたので、金相場と重さに加えて石黒光南の付加価値などを考慮し、上記の評価となりました。