皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただいたお品物はこちらでございます!
象牙で作られた麻雀パイでございます。
皆様麻雀はされますでしょうか?私個人はやったことはないのですが、この業界に入ってから麻雀パイには様々な素材が使われているのだなと日々驚かされております。
一般的にアクリル樹脂やユリア樹脂が麻雀パイの素材として価格がリーズナブルで多く使われております。
次に、流通量が少なく少し高級な素材として使われるのが竹製の麻雀パイです。手に馴染みやすい触り心地が好まれるそうです。
次に、最も高級でなかなか手に入らないのが「象牙・牛骨」で作られた麻雀パイです。動物の骨が使われているので大量生産はもちろん出来ませんし、職人が一つ一つ丁寧に仕上げているので価格も高いものとなります。なかでも象牙はワシントン条約で輸入が禁止されているので、現在日本にある象牙製品は全て条約前に輸入された物となるため、その希少性も高まっています。
しかし、動物の骨で作られた麻雀パイを象牙だと偽って販売する業者も多いと聞くので、購入される際は十分にお気を付けください。
今作は象牙で作られていること、さらに未使用のためラップが綺麗に施されていることなどを考慮し、上記の評価となりました。
象牙製品はワシントン条約によって取り扱う業者が少なくなり、中古相場も下落しておりますが、作品の出来と作家などによって大きく評価される品物もございますのでご参考にしてください。