四代山田常山 作 『朱泥急須』

皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日ご紹介するお品物は、四代山田常山 作 『朱泥急須』になります。

山田常山は、現在四代目まで続く常滑焼をメインに制作されている陶芸家になります。三代常山は「使いやすさを追求していくと美になる。」と言っていましたが、四代常山もただお茶を入れる道具ではなく美を追求した芸術品だと考え、実用性と使い勝手の良さを追求した作品作りを目指しております。偉大な師でもある父からは直接技術を教わった事はなく、すべてを目で見て覚えたそうです。良い土に他の土をブレンドし使うことで今も変わらずに高品質な、朱泥などの深い色合いの作品を現代まで続いてきたと思います。四代目は常山名を襲名する以前から本名である「絵夢」として活動されております。急須の常山と言われるほど有名なのですが、四代目は花器や食器などにも挑戦され、人気を集めています。

今回はそんな四代の作品となり、これぞ常山と感じられる作品となっております。さらに共箱の付属があり、状態もとてもよかったことから上記の評価なりました。四代の作品の場合襲名前の本名である「絵夢」名と襲名後の「常山」によって相場が変わる作品もございますので、ご注意ください。