皆さん、こんにちは緑和堂京都営業所です。
今回の紹介させていただきます日本刀は、『長運斎綱俊』作の打刀になります。
まず初めに長運斎綱俊について解説致します。
1798年(寛政10年)に加藤和泉守国秀の三男として生まれます。兄と同じ出羽米沢藩主上杉家の藩工となります。
水心子正秀に師事して修行した後、江戸に移住し研鑽を積みます。
その後大阪に行き、鈴木治國に師事したのち西国を遊歴sいて熊本に駐槌します。1823年(文政六年)頃から江戸麻布にある上杉家中の家屋敷に住み、1856年(安政三年)には長運斎を息子の是俊、二代綱俊に譲り、銘を長寿斎と改めました。
そして1863年(文久三年)十二月六十六歳で没します。
甥に七代石堂是一、弟子に固山宗次、高橋長信、青竜軒盛俊など優れた刀工の門人たちがおり、幕末の江戸で一大流派を築いた備前伝はかなりの勢いで、当時の第一人者と称えられた名工です。
長運斎綱俊は、多くの名工たちを生み出すきっかけとなる刀剣界において大きな役割を果たした人物であると考えられます。
そして次に打刀とは一般的に日本刀といわれる刀剣になります。武士は基本的に打刀と脇差の日本を腰に差して基本的に徒歩の戦闘において打刀を使ったそうです。
今回の『長運斎綱俊』作の打刀は、状態が良く銘も確認できたため下記のような結果になりました。また今回のような日本刀など銃刀法に関係するお品物はお取り扱いする場合登録書が必要になりますご了承ください。
緑和堂では、刀剣だけでなく火縄銃、絵画、骨董、掛軸等多くのお品物を取り扱っております。お気軽にお問い合わせ、ご来店くださいませ。