皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日ご紹介するのは、清水卯一 作 『蓬来鉄耀 花入』になります。
清水卯一さんは、鉄釉陶器の人間国宝として花瓶・茶道具を中心に様々な陶器陶芸作品を制作された方です。
1992年に、滋賀県に蓬莱窯を築き、滋賀県湖西・湖北の土を使用して、貫入のある青磁・油彩天目などを制作しました。晩年には研究を重ね、鉄釉と白釉を合わせた鉄耀白流などの新しい技法を次々に生み出していきました。
半世紀の間に自身が作陶した150点の作品を滋賀県の美術館へ寄与、若手陶芸家の為に、自身の蓬莱窯を開放。自身の作陶活動と並行して、後進の育成・陶芸文化の伝承にも力をいれていました。
2004年に77歳で亡くなりましたが、現在も蓬莱窯では、息子・清水保孝、孫・清水志郎も共に京焼の陶芸作家として、「鉄彩陶器」の伝統を受け継がれています。
制作されてきた作品の中でも、『天目』・『蓬来』と作品名に付いた作品や青磁作品の人気が高い傾向があります。
今作も人気の高い『蓬来』の作品になり、全体的に黒と青の配色が注目されること間違いなしな作品だと思います。また査定と致しましては、作品状態もよく共箱の付属もございましたので上記の評価となりました。
緑和堂では清水卯一を始め、陶磁器作品を集めております。
作家不明のお品物もご相談して下さい。他にも幅広く商品をお取扱いしておりますので、ご実家やご自宅のお片付けでお困りな事等ございましたらお気軽にご相談して下さいませ。