石井 康治 作 『ガラス 向付』

皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。

今回、ご紹介させていただくお品物は、石井 康治 作 『ガラス 向付』になります。

東京芸術大学工芸科を卒業後、東洋ガラス株式会社に就職して製品デザインを担当する一方、自身でもガラス作品の制作を始め、1977年に退社して創作活動に専念します。
1991年には、豊かな自然あふれる青森の美しさに魅了され、念願のアトリエを三内丸山に構えることができ、意欲的に創作活動に臨まれていました。

石井 康二の作品は、まるで手で描かれたかのような緻密な文様が特徴的です。「彩烈文」（さいれつもん）、「汎状文」（はんじょうもん）、「環象文」（かんしょうもん）、「彩花文」（さいかもん）、「彩硝文」（さいしょうもん）などの、文様を独自に編み出し、人気を博しております。

今作は、涼しげな水色に流れるような文様が特徴の小鉢になります。
普段使いに最適な作品になっており、小ぶりで、共箱がなかったことを考慮し、今回は上記の評価額となっております。