ジークレー技術続き

皆様こんにちは緑和堂東京支店の関根です。
前回途中だったジークレー技術の話になります。

前回の話でジークレー技術は高精度なプリンターとお伝えさせて頂きました。ではそれは印刷では?という内容ですが、大きなくくりで言うとその通りなんです。と言いますか、リトグラフもシルクスクリーンも印刷技術ですし…
ジークレー技術はデジタル技術を活用し作家の描いた作品を忠実に再現します。その作品はもちろん作家監修のもとで行われるのでエディションナンバーやサインなども記載されます。この辺は変わらないですね。
ジークレー技術は、かかるコストや手間が少ないため作家側も費用を抑えることができるとして話題になっています。さらには、作家側が費用を抑えることで、購入する側も安価で美術品を購入できるので美術品の普及にも繋がってきます。

ここまで話した中でデジタルの印刷という事に引っかかってしまう方は多いと思います。しかしこの技術はデジタルアートが増えてきた昨今では当たり前の技術でもあります。かの有名なルーブル美術館でもジークレー版画は展示されておりデジタル印刷だからというくくりでは表せない世界になってきているんです。

作者が作り上げた作品を最新の技術で印刷する、これは美術品を多くの方に見てほしいという人の願いが表れた技術の結晶なのです。