皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂く商品は加藤 春岱 作『瀬戸天目茶碗』になります。
こちらは、大府市にお住いのお客様よりご依頼をいただき、お譲り頂きましたお品物になります。
加藤春岱(かとう しゅんたい)は幕末、瀬戸赤津村の陶工です。
1802年瀬戸の窯屋に生まれ、名を宗四郎と言います。
早くから才能を開花させ、15歳にして父・景典(春山)の跡をつぎ、御窯屋に列しています。
御窯屋(おかまや)とは、初代尾張藩主・徳川義直が行った瀬戸の復興政策の一種です。桃山期に陶工が美濃へと移った影響で、衰微していた瀬戸の窯業を再び盛んなものにするべく、陶工(唐三郎・仁兵衛)を呼び出しました(後に、太兵衛家もここに加わります)。苗字帯刀を許可、藩から扶持を支給し、瀬戸における陶磁器の生産と、また名古屋城内でのお庭焼(御深井焼)の指導を命じたことに始まる、窯元の家です。
1838年に罪を犯して御窯屋職を退職。その後は名古屋市昭和区の川名町で制作をすることになりました。この頃の作品が多く銘印が押され後世に残されたとみられています
今回のお品物は瀬戸天目の茶碗であるということ、作品自体の出来が良く、保存状態も大変良かったため、今回の評価となりました。
お品物自体の状態によっては評価が変動致しますのでご了承下さいませ。
緑和堂では、加藤 春岱の作品を集めております。
それ以外でもご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
お客様からのお問合せ心よりお待ちしております。