皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂くお品物は清水 公照 作 『神楽窯 方絵皿』になります。
こちらは、豊田市にお住いのお客様より、ご依頼をしていただき、お譲り頂きましたお品物になります。
清水 公照は、1911年に兵庫県飾磨郡曽左村(現在の姫路市)に生まれます。
中国大乗仏教の宗派のひとつである華厳宗の僧侶です。
1980年には華厳宗管長となり、東大寺第207世別当に就任します。
大仏殿昭和の大修理の起工が前年に始まった大変な時期で、修理には莫大な費用がかかるため、その浄財集めに全国を行脚する日々が始まりました。
東大寺別当を2期務め、1980年10月に大仏殿昭和の大修理を成し遂げました。
大仏殿昭和大修理の大役を終えた翌年、別当を退任し、宝厳院長老となります。
その後もテレビ出演や各地へ赴いての講演や揮毫等の多忙な日々は続き、書画、陶芸の作品制作にも一層励むようになりました。また人々との出会いの中で収集された美術品も数多くあり、1989年、これら公照作品と収集品の多くが郷里の姫路市へ寄贈されました。
今日でも各地にその作品は残り、根強い人気があります。
今回のお品物は清水 公照の方絵皿であるということ、作品自体の出来が良く、保存状態も大変良かったため、今回の評価となりました。
お品物自体の状態によっては評価が変動致しますのでご了承下さいませ。
ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
お客様からのお問合せ心よりお待ちしております。