皆様、こんにちは。 緑和堂 京都本店でございます。
今回ご紹介させて頂くお品物は、楽吉左衛門 作「金海写 茶碗」でございます。
楽吉左衞門は楽焼の茶碗師の楽家が代々襲名している名称です。
楽家初代長次郎の妻の祖父にあたる田中宗慶が豊臣秀吉から聚楽第の一字をとった楽の印を与えられたことが楽家の始まりであると言われております。
今回お譲り頂きました「金海写 茶碗」は十三代である楽 惺入の作品でございました。タイトルにある金海は高麗茶碗の一種で、胴には猫掻と呼ばれる猫がひっかいたような刻線が見事に表現されております。またこちらの作品は二重箱になっており、内箱の共箱にはそれぞれ鵬雲斎、即中斎の書付がございました。茶碗自体の状態も良く大変素晴らしいお品物でございました。
ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
お客様からのお問合せ心よりお待ちしております。