こんにちは!京都緑和堂です。
漆器類につきまして
近年漆器の需要が減少しており、若い世代で使われているイメージがあまり湧かないのではないでしょうか。
まさに古美術の世界でもダイレクトに影響を受けています。昔は祝い事や食事の席でも良く見かけましたが、現在では蒔絵など装飾が豪華なお品物でないと売れにくいジャンルとなってしまいました。
時代の流れなので仕方がないことですがどこか寂しさを感じますね。
先日お譲りいただきましたお品物は漆器の中でも特段と美しい逸品です!
服部峻昇は京都生まれの漆芸家です。峻昇の作品は誰もの目に留まるような美しさを兼ね備えた漆器を制作しています。
日本の伝統的な漆を使い平安より伝わりし制作方法で数々の作品を生み出しております。
さらに光彩な貝や玉虫などを使い、現代にも通用するデザインを得意とします。
今回お譲りいただいたお品物も蒔絵と螺鈿の融合が大変素晴らしい出来栄えですね!
需要が減りつつある漆器ですが、このように現代にも切り込むデザイン性が今後の新しい伝統の形なのかもしれません。
今回の査定ポイントは状態の良さ、デザインが良いという観点からこちらの評価となりました。
漆器は温度や日光などで劣化しやすいお品物です。使われていない漆器類をお持ちの方は是非一度お問い合わせ下さい!