皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日は島岡達三作『象嵌 ぐい吞』をご紹介させて頂きます。
まず象嵌の説明をさせていただきます。
象嵌とは「作品に網目模様を施して色の違う土をはめ込む」技法になり、人間国宝である島岡達三さんにて考案されました。
成形した作品が半乾きの状態の際に、縄を使い転がすように模様にしていきます。
縄でできた凹凸に違う色の土を盛ります。乾燥後に盛った土を削るなど形成すると綺麗な柄として完成します。
評価と致しましては、島岡達三さんの作品はとても人気が高く、大皿作品などでは数十万円程度のお品物もあります。今作は箱の有無及び作品の保存状態が良く綺麗であった事、作家の知名度の高さ、作品が小さ目のぐい吞みであったことから上記の評価となりました。