皆様、こんにちは。緑和堂東京支店で御座います。
本日は、辻清明作『唐津 盃』をご紹介させて頂きます。
辻清明さんは1927年現東京都世田谷区生まれの陶芸家です。
幼少期に古美術の愛好家だった父と訪れた古美術商の影響により、焼物に惹かれて陶芸を学びました。
1963年五島美術館(東京都世田谷区)にて個展を開催、同年にアメリカ合衆国のホワイトハウス、フランスのギメ東洋美術館に作品が収蔵、1964年日本陶磁協会賞を受賞、1983年に日本陶磁協会賞金賞を受賞され、日本のみならず世界的にも高く評価をされてきました。
信楽焼作家として知られている辻清明さんですが、今作の唐津とは実際に唐津で製作ではなく、唐津焼の技法などを取り入れた作品となります。買取りと致しまして作品にある「ツ」の彫が特徴的だと思います。とても人気のある作家さんの為、作品によっては相場価格が高くなり、数十万などつくことがあります。今作は保存状態も良く、箱もありましたが、お酒が好きで有名な作家さんの為、盃やぐい吞の作品がとても多く作られている為、上記の評価額なりました。
緑和堂では辻清明さんの作品をはじめ、陶磁器作品を集めております。作家不明の作品でもご相談ください。
また掛軸、茶道具、絵画、刀剣、中国陶器等幅広くお取扱いしております。ご実家・ご自宅の整理でご不明なお品物等ございましたらお気軽にご相談して下さいませ。