皆様こんにちは緑和堂東京支店です。
今回の作品は、ラリック「フラワーベース リーフ」になります。
ラリックとは1922年にフランスのアルザス地方に建設された工場が起源となったガラス商品の会社です。創業者のルネ・ラリックは19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスのガラス工芸作家です。アールヌーヴォー期・アールデコ期とガラス工芸の分野で世界に多大な影響を与えました。
ルネ・ラリックが本格的にガラス工芸作家として歩み始めたのは50歳を過ぎてからでした。40代までを宝飾職人として駆け抜け、新たに踏み出したアールデコ期にガラス工芸作家として歩みます。
そこから、ラリックの代表作品とも言うべき花瓶はもちろん、彫刻やランプ、生活雑貨と様々なガラス製品を作り続け、その名声は過去に築いてきたものを大きく凌駕するほどでした。
今回の作品は、シンプルな花瓶ながら技術の高さが光る作品です。フロステッド加工(すりガラス)によって存在感のある大きな葉模様は、美しい曲線で彫刻のような優美な雰囲気を醸し出し、見る者に多様なイメージを持たせてくれます。
評価と致しまして、箱が無かったこと、商品の状態が綺麗だったことを考慮し上記の評価額となりました。
緑和堂では、ルネ・ラリックの作品を集めております。
もちろん、それ以外のお品物も可能ですので、ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。