皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂く商品は河井 武一 作『打掛茶碗』になります。
こちらは半田市にお住いのお客様よりご依頼があり成立致しました。
河井 武一は河井寛次郎の甥であり、寛次郎の一番弟子です。
師である河井 寛次郎は、大正・昭和にかけて京都を拠点に活動した日本を代表する陶芸家の一人です。河井寛次郎氏の芸術性は国内のみならず海外でも高く評価され、人間国宝や文化勲章の授与等もありましたが辞退し、一陶工として焼き物に生涯向き合い続ける事を選択しました。
現在、東山五条に河井寛次郎記念館が建てられています。
そんな大物の一番弟子である武一は、1908年島根県安来に生まれ、1927年寛次郎の元にて陶磁器の修行を開始します。
寛次郎の窯元へ修行に来ていたバーナード・リーチと共に作陶活動をしていました。寛次郎が没するまで40年近くにわたりその指導を受け、呉須、辰砂、飴釉、鉄釉など寛次郎の民藝芸術を伝承しました。
今回のお品物は、打掛茶碗の品物ということ、傷や汚れも無い状態で、専用の木箱もありましたので、上記の評価となりました。
共箱がない場合や状態によっては評価が変動致しますのでご了承下さいませ。