皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます!
今回ご紹介させてただくお品物は、十四代 沈壽官 作『薩摩錦白七宝繋文 ぐい呑』でございます。
「沈壽官」は、伝統的な薩摩焼の名跡です。
朝鮮人を祖先として持ち、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に朝鮮半島から薩摩に連れてこられた朝鮮陶工が、薩摩の地で陶磁器づくりを始めたことをきっかけとしています。
中でも十二代は天才的な方であり、1873年にオーストリアのウィーン万博にて作品を出展し、その美しさなどで薩摩焼の名を世界に知らしめたほどです。
今作は十四代の作品であり、沈壽官の中では小さなぐい吞になります。
そして、絵柄としてもシンプルな作りをしており、沈壽官の人気作品と比べると少し人気は下がります。しかし、このぐい吞みからでも十分に伝統的な薩摩焼の美しさが分かるのではないでしょうか。
今回は状態も良く、共箱と一緒にお譲りいただきましたため、こちらの評価額とさせていただきました。
緑和堂では、沈 壽官をはじめ、陶磁器作品を集めております!
また、陶磁器作品以外のお品物もお取り扱いしておりますので、弊社緑和堂までお気軽にお問合せくださいませ。