皆様、こんにちは。 緑和堂 京都本店でございます。
今回ご紹介させて頂くお品物は、酒井田柿右衛門 作「濁手 山つつじ文 皿」でございます。
酒井田柿右衛門は江戸から代々続く佐賀の陶芸家です。初代は柿右衛門様式と呼ばれる磁器の作風を確立し、その作品はヨーロッパなどにも輸出されマイセン窯を筆頭に多くの窯でその様式を真似て作品が作られました。
今回お譲り頂きました「濁手 山つつじ文」は柿右衛門が代表する濁手と呼ばれる技法を用いて制作された作品です。
濁手は米の研ぎ汁のようにやわらかみのあるミルキーホワイトの色が特徴で、素地の調合が非常に難しいことで知られております。
柿右衛門の窯元の作品とは一線を画す出来栄えです。
その上に色鮮やかな山つつじが描かえており、非常に見応えのあるお品物でした。状態も非常に綺麗で付属の共箱も揃っておりましたので、今回はこちらの評価となりました。
作品の状態によっては評価が変動致しますのでご了承下さいませ。