皆様、こんにちは。 緑和堂 東京支店でございます。
今回、ご紹介させて頂く商品は篠原 如雪 作『脹雀 香合』です。
八王子市にお住いのお客様から出張買取のご依頼をしていただき、成立となりました。
篠原如雪(しのはら じょせつ)は福岡県生まれの漆芸作家です。
1919年福岡県に生まれ漆工芸が盛んな香川県の高松市で育った影響もありいつしか木彫漆芸家を志します。
木彫漆作家で有名な鎌田 稼堂(かまだ かどう)に入門し、木彫彩漆の技法をはじめます。1957年、日本伝統工芸展の漆芸部に出品、初入選を果たすと1963年には日本伝統工芸展の木竹部においても入選を果たします。
1977年からは古美術研究のために東南アジア、ヨーロッパの各国を巡ります。
1983年にフランス美術展へ出品しモンタネ賞を受賞し世界からも注目を集めます。
1986年には国内的・国際的にも多大な功績があると認められた方に贈られる国際芸術文化賞を受賞しました。
今回のお品物は脹雀という丸々と太ったかわいい雀の子をイメージした香合で篠原如雪の技術と遊び心が生きたお品物となっており、保存状態も大変良く、堀内宗完 兼中斎の書付もあった為、今回の評価額となりました。
お品物自体の状態によっては価格が変動致しますのでご了承下さいませ。
緑和堂では、篠原如雪の作品を集めております。
もちろん、それ以外のお品物もお取扱い可能ですので、ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
お客様からのお問合せスタッフ一同、心よりお待ちしております。