皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲りいただいたお品物はこちらです!
伊藤 北斗 作「釉刻色絵金銀彩 ぐい呑」でございます。
伊藤さんは1961年東京都生まれの陶芸家です。
東京藝術大学にて人間国宝の陶芸家・藤本能道氏に出合い、卒業後に内弟子となり、藤本氏が亡くなられるまで技術を磨き高めていました。
伊藤さんは釉刻色絵金銀彩の手法を独自に開発し、第66回日本伝統工芸展出品作品が宮内庁お買上げとなる等、ここ数年で更に大きく評価されている作家です。
金銀、青や緑など陶芸では珍しいきらびやかな作品が人気を博しております。
今回のぐい吞みは小柄な作品であり、色合いも落ち着いた風合いを見せている為、きらびやかな作風が人気の伊藤さんの作品の中では評価は下がってしまいます。
伊藤さんは近年注目されている陶芸家です。
今後出展される作品次第では伊藤さんの評価が今よりも上がる可能性があります。
その為、今回はその期待値と、お客様が大切にされ傷一つない状態で保管されていたことから、上記の評価とさせていただきました。