ブロンズ像の売却知識

皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
今回皆様にお伝えしたいのはブロンズ像についてです。海外のアンティーク品の代表とも言えるブロンズ像には、ヨーロッパを始め日本にも有名な作家が多くいるジャンルです。もしご自宅にあるブロンズ像のわからないことがある場合は、今回の内容を参考にしてみてください。

まずは、ブロンズ像の作成方法についてお話させていただきます。ブロンズ像を作るにあたり、まず作家の手によって原型が作られます。原型の材質は粘土だったり石膏だったり様々です。その作者が作り上げた原型をもとに鋳型が作られます。この鋳型こそがオリジナルのブロンズ像として真作と呼んでいい作品を作ることのできる鋳型になります。この鋳型以外で作った作品はすべて複製品という事になります。ちなみに鋳型は、作者が作成したい個数の作品を作り上げたのち、再度使用することができないよう壊されることがほとんどです。これは絵画の版画の原本と同じです。

続いて見分ける方法についてですが、一番わかりやすいのは、鋳造印や鋳造場所が記載されているサインがあるかどうかです。印やサインは分かりやすく記載されているので探すのは難しくありません。海外の作品だとフランス語で記載されていて読めなかったりすることもあります。鋳造印はどこで作成されているかを示すもので真作の保証とされています。鋳造印が無い場合でも保証書などが付いていれば真作として取り扱う事ができます。

鋳造印や保証書が付いていない作品のほとんどは、復刻版などの新しく作られた可能性が高い商品になります。復刻盤の作品は様々な方法で作られますが、よく使われる作り方として真作の作品を原型として再度型を取り鋳型を作ります。こうすることで再度作品を量産することができます。

しかしこのようにして作られる復刻版は真作の商品と比べ、細部が丸みをおびてしまい、よく見るとわかる明らかな違いが出てしまいます。復刻版にも作者のサインが施される事がありますが、作者本人のサインであるという事ではないのでその辺にも注意が必要となります。ちなみにサインの位置は足元の描かれることが多く、像の台座にある名前のプレートはサインではなく、後からつけられた表記プレートです。

復刻版は海外の美術館などでも取り扱われている商品でもあり、かの有名なルーブル美術館でも取り扱っています。そういった復刻版は、真作の物とは価値が異なりますが美術品として取り扱う事ができる商品です。

緑和堂では、真作、復刻版に限らずブロンズ商品の買取をさせていただいております。作者が分からない作品、保証書が付いていない作品でもお気軽のお問い合わせください。現物を拝見させていただき、お客様の知りたい情報をお伝えし納得の頂ける買取を行います。皆様のご連絡を心よりお待ちしております。