皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲りいただいた商品はこちらです!
十一代中川浄益 作「火箸」でございます。
中川浄益とは、茶道における千家十職の家柄の一つです。
千家十職とは、千利休から続く表千家、裏千家、武者小路千家に対して茶道具を製作し続けている十の家柄のことを言います。中川家は金物師と呼ばれ、鉄製などの金属で作られる茶道具の製作に携わっております。中川家当主は代々「浄益」を襲名しており、初代までは主に刀や甲冑を製作する家柄であったが、千利休がやかん製作を依頼したことをきっかけに茶道具の金物を製作するようになりました。
現在、十一代は2008年に没し、跡継ぎは空席のままとなっています。
今回の商品は、お客様が茶道の先生をされていたこともあり、時折使われていたのでしょう。若干の使用感が見受けられます。また、共箱はあるのですが作品名の無い火箸になりますので、上記の評価となりました。
緑和堂では、茶道具以外のお品物も多数お取り扱いさせていただいておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。