皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
本日ご紹介する商品は、藤村 庸軒 作「冬至祭事」になります。
藤村 庸軒は、千利休の孫にあたる千宗旦の直弟子であり、宗旦四天王の一人とされています。表千家久田流の初代久田宗栄の次男として生まれ、呉服屋の藤村家の養子になったとされています。
卓越した美的センスを持ち、儒学、漢学、和学に精通する広い教養を持ち、茶道だけでなく、漢詩・和歌・作庭・花道・茶具の製作に才能を発揮した人物です。表千家の流れをくむ庸軒流の開祖でもあります。
藤村 庸軒は自らを儒者として律し、時祭つまり春分や、夏至、秋分、冬至の祭りを行う事が多く、時祭に関する詩を多く書き残しています。
今回の作品は、タイトルにもある通り冬至についての詩が書かれています。
数多くの才にあふれた藤村庸軒の作品はそのどれもが高い評価を得ていて、藤村庸軒について書かれた本なども数多く出版されています。その本の内容に記載されている作品などはさらに高い評価をえております。今回の作品は本に記載などはありませんでしたが、保存箱の状態や、掛軸の状態から歴史のある品という事が分かったため今回の評価額となりました。
藤村 庸軒の作品には掛軸以外にも、茶道具などがございます。
もし、気になるお品物がございましたらお気軽に弊社までお問合せくださいませ。