櫃田 伸也 作 油彩『 小さな囲み 』

皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂く商品は 櫃田 伸也 作 油彩『 小さな囲み 』になります。

こちらは名古屋市にお住いのお客様より店頭買取をご利用していただき、成立したお品物となります・
とても気に入って大切に飾られていたお品物という事で、最後まで名残惜しそうにされており、今回、こういった形ではありますが、少しでも思い出になればと思いご紹介させていただきました。

櫃田 伸也は日本の画家であり、愛知県立芸術大学（1975年~2001年）、東京藝術大学（2001年~2009年）で教授も務めました。

櫃田伸也は1941年東京都大田区で生まれます。
1964年、東京藝術大学の美術学部油画専攻を卒業し、1966年には東京藝術大学の大学院を卒業。同大学の非常勤助手となります。
1970年からはNHKの美術部デザイナーとして働き、1975年からは愛知県立芸術大学の美術学部絵画科油画にて教壇に立ちます。
1979年からは国内外の個展やグループ展で作品を発表しつつ、ニューヨーク、パリに研修員として滞在、活動の幅を広げました。
2001年より東京藝術大学の絵画科油画教授となり、2009年まで教壇に立ちました。教育者としても一目置かれている存在で、櫃田伸也の教え子には奈良美智や杉戸洋などがおり、また、たくさんの賞をこれまでに受賞しました。
1984年、名古屋市芸術奨励賞を受賞。1985年、安井賞を受賞。

櫃田伸也の描く作品は、空き地、水路、フェンス、コンクリートの壁、植物など、ごくありふれた身の周りの風景です。櫃田伸也が幼少期を過ごした多摩川土手の斜面や広場は、いまだに重要な風景のひとつであり、過去と今の 身近なものや風景が、幾重にも断片化され、造形的秩序のなかで繋ぎ合わされたようなイメージは、どこか懐かしい感覚になります。

今回のお品物は購入元の画廊シールが剝がされていましたので少しお値段は下がりますが、櫃田伸也の小さな囲みという作品で、「囲み」と付くものは人気があり、比較的価値の高いお品物という事、作品自体の状態も良く、ヤケやシミもございませんでしたので、今回の評価額となりました。
この他に「ある風景」といった作品も人気があり、高額査定が期待できる作品となっております。
シミやヤケ、お品物の状態によっては価格が変動致しますので、ご了承下さいませ。