皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋営業所でございます。
今回、ご紹介させて頂く商品は 鯉江 良二 作『 碗 』になります。
こちらは名古屋市にお住いのお客様より出張買取のご依頼をして頂きましたお品物になります。
鯉江良二(こいえりょうじ)は日本の現代陶芸において有名な陶芸家の一人です。
1938年、愛知県常滑市に生まれ、14歳の時に土管製造所でのアルバイト中に右手指2本を失う事故に遭います。
愛知県立常滑高等学校窯業科を卒業。タイル工場へ就職し、5年間務めた後、常滑市立陶芸研究所に入所、そして3年後に常滑陶芸作家協会が設立されると共に入会。1966年に滑市立陶芸研究所を退所後、独立開窯しました。
鯉江良二の作品は伝統陶芸や前衛陶芸という枠にこだわらない作風が特徴であり、独特な感性や発想で 独自の技法をもって作られた作品は自由で開放感があり、魅力に溢れているものばかりです。
これまで、シリーズとして作品を発表することも多く、反核を題材とした「チェルノブイリシリーズ」や衛生陶器を粉砕したシェルベンという粒状の材料を自らの顔でとった型で押し固め釉薬をかけずに焼成した「土に還る」シリーズも発表しています。
今回のお品物は鯉江良二のシリーズ化された作品ではありませんでしたが、陶器の中でも壺や皿に比べて比較的価値の高い茶碗であるという事、作品自体の出来が良く、専用の木箱もありましたので、今回の金額となります。
共箱がない場合や状態によっては価格が変動致しますのでご了承下さいませ。
緑和堂では、鯉江良二の作品をお取り扱い強化中でございます。
もちろん、それ以外のお品物もお取り扱い可能ですので、ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
お客様からのお問合せ心よりお待ちしております。