石黒 光南 作 『純金製 玉霰 ぐい呑』

皆様、こんにちは！緑和堂東京支店でございます。

今回、お客様からお譲りいただいたお品物はこちらです！
石黒光南 作 純金製『玉霰ぐい呑』でございます。

石黒光南は、日本を代表する金工家になります。主に茶道具や酒器、香炉などの製作を手掛けておられる方で、現在の作品の多くは初代のご子息である2代目が製作をされております。
特徴的な見た目の突起のある表面を「霰肌」と言います。これは初代が得意とした「霰打ち」という技法で、現在はこの技法を扱える職人は数少なく、その希少性はますます高まっています。
その中でも石黒光南は純金や純銀の製作物が多く、海外のファンが多いです。

今回のお客様は、とてもご運の良い方でした。なぜなら、ご実家の整理をしている時にたまたまこの石黒光南のぐい呑が出てきたそうです。お客様のご両親がおそらく購入された物らしく、その存在自体お客様は知らなかったそうです。

現在は金の価格が高騰していることもあり、純金製の商品や石黒光南の作品はどんどん価値が上がっております。
お客様からお持ちいただいたぐい呑も破損などは一切なく、共箱もありましたので上記の評価となりました。