皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお持ちいただいた商品はこちらです!
竹内栖鳳作の瓢箪の描かれた掛軸でございます。
竹内栖鳳は、戦前の日本画家であり、近代日本画の先駆者としてとても名の知れた人物です。
日本画の大家として横山大観と並び、「西の栖鳳、東の大観」と称され、お弟子さんの中にも上村松園や西山翠嶂といった有名な方々を指導しておりました。
今回の作品は、栖鳳の有名な動物画作品とは打って変わって、瓢箪の絵柄になります。
栖鳳は動物を描かせたら右に出るものはいないと称される方ですが、この瓢箪の絵も栖鳳の良さが滲み出ている作品だと思います。
まるで瓢箪が浮き出しているかのように見えるのではないでしょうか。
これは、ヨーロッパで西洋絵画を学んだ栖鳳が、日本画にその命を吹き込んだからこその技法だと思われます。
あまり有名ではない作品からでも、栖鳳の技量の高さを窺い知れる素敵な作品だと個人的に思っています。
緑和堂では、竹内栖鳳をはじめ掛軸や絵画作品の取り扱いを強化しております!
また、箱有の陶器や食器、掛軸・茶道具・陶器類・刀剣・甲冑など、幅広い商品ジャンルをお取扱いしております。遺品整理やコレクションの整理にはぜひ、弊社緑和堂までお気軽にお問合せくださいませ。