皆様、こんにちは。緑和堂 京都本店でございます。
桜も散り始め、暖かな陽気となって参りました。
お散歩をするにはちょうど良い暖かさです。
ご自宅の周りなど、桜を始めたくさんの花々が咲き乱れていると思います。
京都の春を満喫してみてはいかがでしょうか。
さて、今回ご紹介させて頂くお品物は、二代 小川長楽 作『赤 茶盌』です。
このお品物は大阪府吹田市のお客様のご自宅へお伺いさせて頂き、お譲りいただきました。
2代 小川長楽は明治から平成まで生きた作家です。初代 小川長楽が『楽茶碗』と名高い楽家から独立を許され、二代 小川長楽は父の意志を受け継ぎ、作陶に励みました。現在は三代 小川長楽がその技術と心を引き継いで、さらなる高みを目指しています。
今回、ご紹介するお品物は、二代 小川長楽の『赤茶盌』です。
手捏ねされた素朴な形でどこかホッとする。それは冴え冴えとした朱色の地を上から紗のように掛けられた釉薬で柔らかく包み込んでいるからかもしれません。
日々の忙しさに追われる毎日に、「お茶でも飲んで一息つこう」そう思わせてくれる一品です。
作家本人の落款がある共箱があり、今回の評価となりました。
お品物自体の状態によっては評価が変動致しますのでご了承くださいませ。