皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
本日ご紹介する商品は、エミール・ガレの花瓶になります。
ガレは、19世紀ごろに活躍したフランスのガラス工芸家です。
ヨーロッパで19世紀ごろに流行した、美術運動である「アール・ヌーヴォー」の巨匠と呼ばれています。
ガレがそう呼ばれるようになったのは、1889年と1900年のパリ万博ガラス部門のグランプリに輝いてからです。
パリ万博をきっかけにガレの作品はアール・ヌーヴォーの象徴とされています。
ガレの作品には、多くの技法が使われており、中にはガレが編み出し特許を取った技法も存在します。今回の作品では、被せガラスとカメオ彫りの技法が使われています。
このふたつの技法は、ガラス工芸のなかではポピュラーな技法です。しかし、ガレの手に掛かると花の細かい表現までも美しく表現されます。
ランプという日常品にこれだけの細かい表現を加える作品は、芸術的というほかありません。そんなガレの作品は日本の影響(ジャポニズム)を受けており、日本でも大変人気があります。
芸術的な美しさと日本での人気が相まって、ガレの作品はより一層人気を博しております。