荒川 豊蔵 作『粉吹 茶碗』

荒川 豊蔵 作『粉吹 茶碗』
荒川 豊蔵 作『粉吹 茶碗』
作家名荒川 豊蔵(豊藏)
作品名『粉吹 茶碗』
買取方法出張買取
ご依頼地域愛知県清須市

買取参考価格 500,000

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この査定金額になった理由

皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂く商品は荒川 豊蔵 作『粉吹 茶碗』になります。

こちらは名古屋市にお住いのお客様よりご依頼をして頂きましたお品物になります。お話によると、祖父から譲り受けたお品物のようで、小さい頃の思い出を振り返りお話ししながら拝見させていただきました。

荒川豊蔵という人物は、日本で最初に人間国宝に認定された内の一人で、昭和を代表する美濃焼の陶芸家として有名です。

箱書の右上に書かれている、粉吹(こふき)というのは、李氏朝鮮から日本に伝わった技法の名称で、ベースとなる粘土の上に、白化粧という白い泥をかけ、釉薬をかけて焼く技法のことをいいます。
また、左下に虎渓山(こけいざん)と書かれており、こちらは、場所を指します。荒川豊蔵は美濃の伝統を生かし、一般家庭向けの陶器を提供したいという思いがあり、二人の息子と共に水月窯を築き上げました。この場所が虎渓山です。
水月窯の運営は、実質、二人の息子が中心になって行い、荒川豊蔵は、たまに水月窯にやってきては、大萱(おおがや)の窯では焼くことのできない染付、粉引、赤絵、唐津などの作品を作陶していたそうです。志野の復興に人生をかけ、実際に復興を成し遂げた荒川豊蔵ですが、志野や桃山陶にとどまらず、美濃の伝統を技術的な面から研究し現在に伝え残したという新しい視点での荒川豊蔵を感じられるお品物となっております。

今回のお品物は荒川豊蔵の代表的な志野ではありませんが、粉吹のものは珍しく、傷や汚れも無い状態で、専用の木箱もありましたので、今回の評価となりました。

 

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