三味線の見分け方

皆様こんにちは緑和堂東京支店です。
今回はお客様からの問い合わせが多い三味線についてお話致します。
緑和堂には三味線の売却を考えているお客様からの連絡や持込が多いです。親や祖母が使わなくなった三味線の売却を検討されることが多いようです。コロナの関係もあり三味線を練習する環境や演奏する環境が無くなってきたのも影響しているかもしれません。今回はそんな三味線についてお話します。

まず、三味線は楽器なので初心者用が存在します。例えばギターを弾いたことない人がいきなり数十万のギターを買ったりしないのと同じです。三味線を習いたての頃は初心者用の比較的安価な三味線を使い、2本目以降から少し良い物を購入する方が多いです。数10年やっている人じゃなければ高い三味線はあまり買わないと思われます。

次に知っていただきたいのが、その初心者用三味線でも少し高価になるものもあるという事です。その見極めポイントが棹の太さと棹の中のホゾです。まず棹の太い物ですが、こちらは津軽三味線と呼ばれ、三味線の中でも独自の進化をしたもので、大きさと相まって高価なものになっています。
続いてホゾについてですが、三味線は上棹・中棹・下棹と3つに分解できます。その分解した棹をつなぐ溝の部分をホゾといいます。このホゾの部分に金が使われてる三味線も通常の三味線よりも高価なものとなっています。
他に見るべきポイントとしては部品の素材に象牙が使われているかどうかです。象牙に関しては三味線の値段というよりは象牙の価値がプラスされるので三味線の価値とは少し違うのでご注意ください。

以上のポイントを気にしてみていただくとおおよその金額が分かるかと思います。ちなみに高価な三味線は使っている木材が紫檀や紅木だったりと素材自体が高いものになりますので、そこまでいくと専門家に見ていただくことをお勧めいたします。。
以上が三味線の見分け方になります。ご説明した内容が必ずしも当てはまるわけでは無いので、専門家に見ていただくことをお勧めいたします。緑和堂でも三味線の買取や査定を承っております。三味線の売却を検討されるお客様はぜひ当社をご利用ください。