皆様、こんにちは、緑和堂東京支店です。
今回ご紹介する作品は、三代徳田八十吉作「燿彩 花瓶」です。
高さ約20cmほどの小ぶりな作品で、青や緑の徳田八十吉先生らしい色合いが美しい作品でございます。製作された時期は人間国宝認定後の作品である為、底部の描き銘は金で描かれています。保存する為の木箱も変色なく綺麗な色を保っており見ごたえのある作品となっております。
三代徳田八十吉先生の作品は製作された年代により名前の書き方が変化致します。最初期の八十吉襲名前の作品は、正彦の名前が描かれており、襲名後からは八十吉(九谷八十吉)の名前が描かれるようになりました。晩年にかけても名前の書き方が変化していく為、そちらでおよその年代判別が可能となっております。人気の作家である為、作品をお持ちの方は多くいらっしゃるかと思います。一度製作された年代ごとに並べ、作品ごとの違いを鑑賞して楽しんでみたいものです。