皆様こんにちは、緑和堂関東営業所です。
本日ご紹介する商品は「12代柿右衛門 梅鳥文 茶壷」になります。
12代柿右衛門と書きましたが、本人作ではなく工房作になります。柿右衛門の本人作は裏に染付印が無いのが本人作になります。他の陶芸家の作品ですと裏に印があると本物だと思えるのですが、柿右衛門の場合だと逆になります。他にも木箱に濁手(にごしで)と書いてあるものは本人作の可能性が高いです。濁手というのは12代と13代柿右衛門が復元させた素地作りの方法です。この濁手によって13代柿右衛門は昭和46年に重要無形文化財(人間国宝)として認められました。その技術は保存と育成が図られ、次代また次代と受け継がれ柿右衛門の本人作の象徴となっていきました。今回の作品は、そんな柿右衛門と言えば濁手、と言われるその濁手復元に尽力した12代柿右衛門時代の作品になります。
柿右衛門の様に本人作か工房作が分かれる作家もありますが、どちらも美しい作品の為高い評価の作品です。柿右衛門以外にも本人作か工房作の作家もありますので、ご不明点は弊社緑和堂までお問合せ下さいませ。