皆様こんにちは!緑和堂関東営業所です。
本日ご紹介する商品は、「藤原雄 丸小皿」になります。
藤原雄は人間国宝にも認定された備前焼の名工です。
備前焼の人間国宝は、現在までに5名の方が認定されています。ここまで備前焼が評価されている理由は、備前焼には伝統の「日本らしさ」を感じることができるからだと思います。備前焼は、釉薬を使用しない、縄文時代の須恵器(すえき)が時代によって変化した製法です。こういったことから、「古き良き」を大事にする日本の心が映し出された作品が出来上がるのではないかと私個人としてはそう思います。
そんな備前焼の陶工の中で生まれつきの視力の弱さというハンデを背負いながらも、それをものともせず作陶に励んだ彼の作品は、伝統的でありながら、随所に加えた作為的な文様により備前焼に新たな風を加えています。作品は特に壺が多く、こだわりぬいた「牡丹餅」と呼ばれる丸い模様がよいアクセントとなっています。