皆様こんにちは。緑和堂名古屋営業所です。
ビートたけしさんが襲撃されたニュースを先日見たのですが、とても怖かったですよね。コロナの影響で自宅にいることが多い中、ストレスの発散場所がかなり少なくなっているのも原因の一つにもなりえるので、適度な運動やストレス発散の機会も取る事も大切だと思いました。
さて、今回のお品物は『純銀棗』です。
棗(なつめ)とは、茶道具の中の一つで抹茶を入れるのに用いられる物です。主に棗は木製の物が多いですが今回のお品物は純銀でできており、また丸鎚目というとてもきれいなも模様をしています。
純銀の製品はいくつかご紹介させて頂いているので、ご存じの方も多いかと思いますが、金や銀、プラチナなどはグラム当たりの評価されます。ですので素材価値だけでも高い評価になります。
明治時代の金工作品はとても高度な彫金の技術、多彩な象嵌・色絵・色金の技術が独自の美しさを醸し出しています。
貿易商品としても主要な品物となっていた金工作品は高度な彫金技術、象嵌技術が求められ、日本国内の金工技術は江戸時代末期から、広く西洋に門戸を開くことになった文明開化後の明治時代にかけて、その技術は最高潮を迎えました。こうした時代背景もあり、明治時代初期の美術工芸品は金工作品に限らず、漆芸や彫刻とあらゆる面で高く評価されております。